渋谷といえば東京 のんべえ横丁

東京の真ん中に焼酎に憩える昭和情緒の空間

渋谷といえば今や若者の街であるが、大人が集うエリアも健在である。
駅北側の高架沿い、宮下公園の南側に昭和にタイムスリップしたような一角があるのが「のんべえ横丁」

ここは戦後すぐに、近くで屋台をしていた人たちが集まり作ったところ。

昭和二十六年から続く横丁の建物は当時の面影を色濃く残し、二筋ある通りには、小料理屋や焼き鳥屋、バーなど三十九軒の店が軒を並べている。どの店も小じんまりとしていて、多くはカウンターに七、八人座ればいっぱいといったかんじだ。

 そんな店の一軒“紫水”を訪ねた。ほの暗い店内はご主人の趣味の良さを感じさせる内装が施されている。時間はゆったりと流れ、都会の真ん中にいることを忘れさせる。店を開いて二十年になるが、横丁ではまだ新しい方だという。焼酎を提供するようになって十五年ほど。

ご主人の平坂やす子さんはお客さんのリクエストがあり、焼酎を置くようになりました。焼酎が造られる九州に思いをはせるような、美しいラベルで選ぶこともと、めがねにかなった焼酎を厳選して置く。

周りの店でも七、八年ほど前から本格焼酎をそろえるところがふえてきたそうだ。料理を選ばず、お湯割り、ロックと自在な飲み方が出来る焼酎が定着したのは自然な成り行きかもしれない。

紫水 
東京都渋谷区渋谷1-25-9 
03-3407-2371
営業 17:00-0:00 休み 土・祝・日